ましゅうの工作室

ぶどう色な客車の製作記とか

ナハフ14100 TMS誌No.978掲載


タイトルの通り、昨年秋に完成させて昨年のTMSコンペに出品したナハフ14100が、今月発売の鉄道模型趣味誌(No.978)に掲載されたので、そのご報告。

製作のいきさつや詳細は(ぜひ購入していただいて)記事の方を見ていただくとして、ブログでは裏話的なのを。

このナハフ14100、前々から部品類の準備は進めていたものの、コンペの題材と決めたのは昨年の5月ごろ。そこから急ピッチで制作を進めるも、本業も忙しく度々休日出勤があるとなっては進捗が思わしくなく、一旦組んだ車体の箱組精度が悪く車体を作り直しというオマケが付いて車体が箱になったのは9月上旬だった。

もっともただ組み直したのではなく、お蔵入りになった車体で手すりや艤装品の取付穴を割り出しておいた。それを基に再製車体は箱組前に先に開口しておくことで、よりすっきりと短時間で仕上がるようにしている。

そんなこんなで仕上がったのが、締め切り前最後の土曜日。普通なら日曜に最終確認して発送…というところだが、急遽の早朝出発深夜帰宅の出張で叶わず。翌日月曜の出勤前に会社近くのコンビニから発送したのであった。

ここまでギリギリで仕上げたためか、はたまた素材の物性に関する知見不足か、1月のIMON渋谷店での展示では屋根が変形し、掲載前の手直しを申し出る一幕も…。反省点の多い作品と感じるとともに、新素材を扱う難しさを痛感した次第。

それでも、コンペ自体は初の入選(というか努力賞以外は初)と、講評でのコメントも含め高い評価を頂けたのは、ギリギリまで妥協せずに取り組んだ結果として受け止めたいと思う。

結果が伴ったというのは大きいのかもしれないけれど、前回コンペでの欠席も経て、コンペは参加することに意義があるなぁ…と感じたので、また来年も何か出そうと思う。