銀河モデルなどから出ていた挽き物の標識灯の代わりに、何を使うかという話題が出ていたので、パイプからドリルレースで自作する方法を紹介しようと思う。
材料は外径1.2mm、内径0.8mmの真鍮パイプで、素材の取り扱いが豊富なホームセンターなら置いてあることもある。写真のは300㎜5本入りなので標識灯を作るだけなら多分一生分あると思う。

ドリルレースというのは電動ドリルやリュータにワークを咥えて回転させ、旋盤やろくろのように丸い形状に加工するというもの。
リュータで加工する場合、トルクがそこまで強くない分、巻き込まれなどの事故のリスクが低い分お手軽な加工法と思っている。(当然切粉の飛散への注意は必要だし、チャックハンドルを付けたまま回転するのはご法度だけれど)
芯の精度も一般的にリュータの方が良く、旋盤並みの加工も結構できてしまう。
これを段付きに削るだけの、初歩的なドリルレース工作だけれど、ドリルレース自体、近年模型誌で紹介される機会もあまり無い気がするので、我流ながらやり方も解説しておこう。
実際の作業環境としてはこんな感じ。やすりを両手で安定して保持するために、リュータは万力で挟んで固定する。緩いと動いてしまうが、力加減を間違えてリュータを破砕しないように。
今回は三ッ爪チャックを使ったが、頻繁に加工するならスリーブコレットを用いた方が芯出しの手間が無くて済むのでオススメ。

まずは段付きの首下部分になるところに、三角ヤスリの角を当てて溝を作る。

次に溝をガイドにし、ヤスリを寝かせながら削り、平行に近づけていき、切削面を円錐から円筒にする。溝をガイドにすることで、ヤスリの位置を定めやすくするのがこの手順の狙い。


切削部分が平行になったら丁度良い長さまで先端を削って完成。
狙いを定めやすくしたとしても多少ぶれることがあるので、微調整の利く端面の切削を最後にすることで任意の形状を作りやすくなる。


今回の作例ではついでに素材面もキサゲ刷毛で磨いて酸化膜を落としておいた。
この程度なら慣れれば1個10分かからずに作れ、ドリルレースをマスターすれば1点物の挽き物部品には困らないので再注目されていい技法だと思っている。


























































