ましゅうの工作室

ぶどう色な客車の製作記とか

レールバスと遊ぶ

今年は久々に南部縦貫鉄道レールバスが動くらしいという事で、実家から弾丸日帰りで見に行って来た。

実はレールバスが保存されている七戸には4年前にも行っていて、車庫内を見たりしていたのだが、その時は日程が合わず車両が動く姿は見ることができなかった。

仙台からならその気になれば行けるし…などと思っていたら疫病でそれどころではなく、気づけば4年も経っていたのだった。

 

実家を朝7時過ぎに出発し、東北道→八戸道と北上すること約4時間で七戸へ到着。

七戸駅は4年前と変わらぬ姿だったが、運転日とあって、前回と異なり随分賑わっていた。

早速乗車整理券を求めて改札を抜けると、レールバスが2台縦列で止まっていた。

太陽光線の下で見るレールバスは庫内の時とはまた違った印象を受ける。

30分ばかり順番待ちをして体験乗車へ。

変速のショックと、2軸車らしいダイレクトな振動が体を揺さぶる。

レールバスというだけあって、基本的はMTのバスと同じではあるが、アクセルはペダルではなくハンドルで、細いロッドが床下へ繋がっている。シフトレバーも右手で操作かつ先頭になるときだけ差し込まれ、後になるときはレバーの根元が他方のシフトレバーに合わせてヒョコヒョコ動く。

当然これだけインターフェイスが違えば、操作感としてはバスとは別物であり、シフトミスが発端とはいえ、エンストする場面も。

とはいえ加速は軽やかで、片道200mにしてはまぁまぁ速度の出る運転だった。

乗ったり撮ったり1時間ほど楽しんだところで一旦昼休みとなったものの、お昼時はどこも混みそうという事で、七戸の町内を散策。

13時半頃に駅に戻り、お布施代わりにグッズを買ったり、写真を撮ったり。

運転回数は多いのでシャッターチャンスは多く、見出しの流し撮りも数度粘って、新緑の鮮やかなところとうまく重なるようにした。

撮れ高に満足したところで、国道4号を南下し帰路へ。せっかくなので、五戸に保存されている南部鉄道(こちらは縦貫がつかない方)の機関車を見に行ってみた。

加悦で保存されていた頃にも何度か見ているけれど、その頃から大きくは変わっていないようである。

見ての通り周囲にはまだ囲いがあり、これから更に保存環境を整えていくようだ。加悦が閉園となったのは残念ではあるが、新天地を見付けたこの機関車にとって、五戸が安住の地となることを祈りたい。